DoCoMo 高峰南無線中継所
奈良県天理市福住町 撮影:2015年10月
奈良県天理市、福住ICと五ヶ谷ICの間にある高峰山に登ります。
ここで3つに道が分かれています。どちらから行きましょうか。
どの道かよくわかりませんが、白いトラックが塞いでいる道を行ってみます。
何故この道を選んだか?経験上何となく荒れてる道の方がそれっぽいからです!
轍の出来た道をひたすら歩きます。
電柱が立っているので正解の可能性は十分。
10月半ば、少し暑い日でしたが流石に山中は涼しげでした。
それにしても道が綺麗です。不自然なほどに。
樹木の向こうに赤白鉄塔が見えてきましたが正解ルートかはまだ確定していません。
林を抜けたら舗装された道路と車両進入を阻むチェーン、
正解ルートを確信する瞬間であります。
鉄塔足元を補足。
ここまで歩いて約2kmほどでした。普段から歩いている人には何てこと無い距離です。
入口付近を撮影、広々として十分な駐車・作業スペースを確保しています。
この付近、冬季は一面雪で覆われることも珍しくありません。
外灯盤。敷地内ではなく外から操作するようです。
どうしても下から仰ぐだけのアングルになります。
足元か、入口近くからのみの撮影となります。
道中、遠距離からの鉄塔全景がほとんど撮れる場所が無かったのが残念。
フェンスの間から敷地内。作業用のハシゴがあります。
敷地外をぐるりと回って色々な角度を撮影していきます。
。
縦長の長方形から突き出した部分に巨大な中継用マイクロアンテナが載っていました。
現在は上から3段目に小さな伝搬路用マイクロが一基。
向かう先は奈良市内のNTT大安寺と思われます。
こちらの高峰南局、元はKDDI鉄塔です。形状も同じ。
東海エリアと関西エリアを中継するアンテナが載っていました。
NTT-Com鷲峰中継所もそうでしたがあれよりも南寄りのルートになります。
KDDI大阪ビル〜信貴山南〜高峰南〜伊賀越〜多度〜KDDI東海というルートです。
鉄塔とKDDIが構築したルートごと、ドコモに資産譲渡した様です。
携帯のアンテナもついています。
PDC(mova=第二世代)もあったと思います。現在は低波してるのでアンテナも無いのでは。
一直線に天に伸びる赤白のKDDI鉄塔はNTT系のものとはまた違った味わいがあります。
高台に登って敷地全体を見渡してみました。
鉄塔名盤を発見。最上部は80m。
標高が600mほどあるので、680mの高さから電波を飛ばすことになります。
高峰山から屹立する巨大鉄塔。既にこの地が高地なのに
さらに、これほどの高さを設ける必要があったのか謎です。
何やらスピーカーらしき物が搭載。
不測の事態等があったときに鳴るのでしょうか。
私が居るときに鳴ってほしくないものです。
敷地の入口付近にあった装置です。
違法な電波を監視する装置、DEURAS(デューラス)ですね。
アンテナはよく見ますが、設置されてる装置部分を見るのはこれが初めてです。
その隣にあった装置もおそらくDEURASとセットなのでしょう。
これですね、特徴的な形なので見慣れたらすぐにデューラスアンテナとわかるでしょう。
NTT-Com比叡中継所などにもついていました。
違法電波の監視や気象関係の装置もついていたりと行政との連携がみられるNTT系列。
ここが通常の民間企業とは違う強みだったりします。
道中の道が綺麗だったのは総務省も関わっており保全が頻繁なのではないでしょうか?
では高峰南局を後にします。さらばさらば。
こちらは2000年代半ばに撮影したもの。まだ信貴山と伊賀越に向かうアンテナが残っています。
同時期に遠方から撮影した高峰南局。もうこんな大きなアンテナが載る時代はないでしょう…。
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